自分の人生を振り返って幸福であったと断言できる者だけが他者の自殺を止める権利を持つべきだ。

自分の人生を振り返って幸福であったと断言できる者だけが他者の自殺を止める権利を持つべきだ。

どうしてこの世界で生きることを苦しいと感じている人間の解放を邪魔するのだろうか?地獄から這い出ようとする人間の足を引っ張って 地獄に引き戻すことがどうして助けるという行為になるのだろうか?

だから、最低でも「自分はこの世界で幸福だと断言できる人間」が自殺を止める権利を持つと思う。それでもそれは暴力的な発想なのだが。自分にとっては天国だと思える世界も、他人からすれば地獄かもしれないという「他者を思いやる気持ち」が欠如したままに、他者を助けるという行為に至るのだから。

最悪なのは、自分がこの世界を地獄だと思っているのに、他者の自殺を止める人だろう。要は地獄から逃さないという気持ちで他人の救済を邪魔するのだから。

とは言っても、当人はそんな残酷な気持ちで行動に至っている訳ではないだろう。他者の自殺に直面した時には、そんな複雑な事なんて考えていられないし、純粋で単純な優しい気持ちが発生するのであろう。まぁ、だからこそ人は残酷なのだが。優しさが必ず人を助けるとは限らない。

結局の所、人助けも自分の都合とその場その場の感情次第なのである。確実に死にたかったら、確実に助けてもらえない場所と方法を試みる努力が必要という話だろう。

国は納税してもらいたいし、世間は世間体を気にするから「自殺は絶対にいけない」ということにするけれど、この世界が天国か地獄かはその人次第だし、その世界で戦うか逃げるかもその人次第である。