思いつかないことをズルズルと考えてもラチが開かない。
問題が解決しないから次の問題に移れないし、解決しないから時間は流れる。
そういう時のウルトラCこそが保留である。つまりは放っておくということである。
いつか何かの拍子に解決策が思い浮かぶかもしれないし、思い浮かばなくても問題そのものが案外解決しなくても済む場合だってある。
自分が問題だと思っていたことは、実は問題ではなかったりするかもしれないし、自分が解決する必要がなかったりするかもしれないし、未来の自分は簡単に問題を解決できてしまうかもしれないのである。
「かもしれない」ばかりが並ぶが、今の自分では解決できないのは確かな事実なので、保留して「良いかもしれない未来」に賭けた方がまだ得であるのだ。
ゼロの時間が漫然と過ぎ去っていくのは辛い。それはマイナスに近しいものがある。だったら、確かのプラスの行動に切り替えた方がお得だと言う話である。
人間の時間には限りがあるし、人間の体力にも限界がある。何をするにしても、何をしないにしても、エンジンをふかすだけで何もしない時間が無駄であるは共通の認識であろう。
手と思考が30秒も止まるようならば、辞めてしまえば良い。