努力の天才なんて言葉を漫画か何かで見たことがある。
ふざけた言葉だと思ったし、実際その言葉を言われたキャラクターは大した出番もなく終わっていったと記憶している。
天才というのは、まるで努力しなくても、もしくは凡人に比べると異常な程に少ない努力で事を成してしまうから天才なのである。
蟻がいくら努力をしても人間になれないように、努力量が異常な程に多くても天才にはなれない。
だから私が今迄努力してきた事柄が報われなくても不思議はない。だから私がこれから努力していう事柄が報われなくても不思議はない。
努力が成功の要素の一つである場合はあるが、努力だけでは成功するというのは嘘だ。
それでもまぁ、努力してしまうものなのだと思う。努力は願望達成の為の何かだと思っていたけれど、案外暇つぶしなのかもしれない。天才にとっても、それは同様なのかもしれない。
みんな、何らかの形で何らかの努力はしているのだろうと思う。
願望があって、それとは関係なしに暇潰しで努力している自分を混ぜて考えてしまったが故に、努力に悲観的な感情を抱く凡人が発生するんじゃないだろうか?
努力は基本報われない。報われるのは才能があり運の良い人である。努力はフレーバー程度である。
だから、努力に対して大掛かりの意味合いとか、深い感情とかを込めるのは無駄というかマイナスだと思う。
暇潰しなのである。それで運良く天才な人間が成功しているだけである。凡人がそれを見て真似しても、それは暇潰しでしかない。
現代においては人生は暇が溢れており、その為の余興が努力なのである。結果は運と才能次第なので諦めよう。
そっちの方が楽で楽しいはずである。